校長挨拶 ―1学期を終えて―


【1学期末の挨拶】

一学期を終えて
着任から4か月が経過しました。朝の生徒玄関前で、登校する生徒への挨拶で一日が始まります。その一日もとても長く感じる日や短く感じる日があり、本当に変化に富んだ毎日でした。たくさんの方々との出会いがあり、たくさんのことを学びました。その出会いの中で感じたことを、生徒にも機会あるごとに伝えていきたいと思います。

まず今年度最初には、教職員・生徒に対して、「自分を大切にしてください。同様に他人にも大切にしてください。」と「しっかりと学習してほしい。」と伝えました。それぞれの立場でここまでを振り返り、考えていかなければならないことは何であったかを必ず振り返ってほしいと思います。そして私はこの2つのことを2学期も伝えて続けていきたいと思っています。

さて、今学期振り返って、部活動の活躍と育英祭についてお話します。
新型コロナ禍にあって、ほとんどの生徒がインターハイ県予選に無事参加できたことに一安心しました。日頃の活動の成果を十分発揮してくれたと思っています。予選を勝ち抜いてインターハイに出場する、陸上部、レスリング部、男子ソフトボール部には、対戦する相手が強くなってきますが、敵と戦う前に自分たちのやってきたことをしっかりと発揮してほしいと思います。「自分を意識して」頑張ってきてほしいと思います。また、全国高文祭に参加する新聞部は、自分たちの経験に終わらず、全国大会で経験したことを、今後の新聞部の活動にいかせるような経験をしてほしいと思います。
次に育英祭についてですが、2年ぶりにご家族の皆様のみに来校いただき参観していただくという形で開催しました。生徒は、限られた時間の中での準備ではありましたが、各クラスの個性的な取り組み、生徒の一人一人の生き生きとした姿、それを見守るご家族の皆様との一体感があって、本当にすばらしい学園祭になったと思います。

長期の夏季休業にはいりますが、この休業期間は、1学期の反省とやり残したことを終えることと、2学期に向けての準備期間であることを忘れず、自分で時間をコントロールして、有意義な時間を過ごしてほしいと思います。

 

 

【校長着任の挨拶】

校長の檜佳憲です。どうぞよろしくお願いします。
本校は、明治40年(1907年)に豊田太蔵先生によって創設され、校名変更や合併、統合、再編を経て、今年度創立115周年を迎えます。「克己」を校訓とし、これに基づく「人間力の育成」(自分をきちんと見つめて高め、他者に優しくできる、心豊かなに人になって欲しい)を教育目標に掲げて日々の活動を行っています。
歴史と文化が息づく地域に立地し、向ヶ丘の高台の大栄中学校、大栄小学校とも隣接する、落ち着いた教育環境の中にあります。普通科普通コースに加え、昭和44年(1969年)に普通科体育コースを創設しました。卒業生には、名探偵コナンの原作者の青山剛昌氏をはじめ、多くの文化、研究、経済界の各部門での活躍や日本のトップアスリートを多数輩出してきた伝統ある学校です。
 今年度は、新型コロナ感染症拡大にともない、まず、各自の健康面により注意を払った生活をしてもらいたいと思います。健康面だけでなく、自分自身を大切にすること、そして他者に対しても敬意をはらい、相手の存在を十分理解し、自分を大切にするのと同じように他社を大切にする気持ちをもって接してほしいです。
 また、「夢」をもった学校生活を送ってほしいと思います。「自分はどうしたいのか、どうなりたいのか」をしっかりと持ち、努力していってほしいです。今の自分で将来を決めるのではなく、「夢」を求めて自分を変えていってほしいです。先生方と一緒になって大きく成長していってほしいです。保護者の皆様、地域の方々の支援をいただきながら、本校での生活を通して、大きく成長してほしいです。
最後になりましたが、今後とも、本校に関係していただいております皆様のご理解とご支援を賜りますようお願いいたします。

鳥取県立鳥取中央育英高等学校長  檜  佳憲

 

 

 

 

 

 

 

【令和4年度 入学式 式辞】

 新入生の皆様を歓迎しているかのように、好天に恵まれ、校内の桜も満開を迎えたこの良き日に、PTA会長丸直美様の御臨席を賜り、また、本日ご臨席いただくことはできませんでしたが、本校をご支援くださる方々の祝意と保護者の皆様のご参列を得て、令和4年度 鳥取県立鳥取中央育英高等学校入学式を挙行できますことを心より感謝申し上げます。
ただ今入学を許可しました七十九名の新入生の皆様、ご入学おめでとうございます。教職員一同、心から歓迎いたします。本日は、皆様にとって、今までよりも行動範囲も広がり、今までと違った新たな一歩を踏み出した特別な日です。合格発表の日に感じたこと、本日入学の日に思ったこと、感じたことを記憶の中に鮮明に残しておいてほしと思います。高校生活の原点を思い出し、何事にもあきらめず取り組んでいってほしいと思います。
 さて、ここで本校の歴史を振り返り、新入生の皆様にお伝えしたいことがあります本校は、平成十五年に由良育英高等学校と赤碕高等学校が再編成されて誕生しました。さらに歴史を振り返ると、由良育英高等学校の出発は、幕末に由良の地に生まれた豊田太蔵氏が、自分の財を使い、明治三十九年に私立学校として開いた、育英黌にあります。当時、経済的に恵まれた人しか進学できない時代の中、豊田氏は学ぶ意欲のある全ての子供に、学ぶ機会を与えようとして開いた学校でした。地方の発展のためには人材の育成が必要だとこの学校の経営にのりだしました。その時から時代は変化していますが、「学ぶ」こと、「教育を受けること」は、これから社会を支えるための人材育成には必要なものであるというこの精神を、本校で勉強や部活動を通して学ぼうとする皆様はけっして忘れずにおいてください。
 また、本校校訓の「克己」、おのれにかつこと、すなわち、本校の目指すものは、「学ぶ」気持ちを忘れず、日々自分に打ち勝ち、昨日の自分を超えた新たな自分に成長するということです。
新入生の皆様、鳥取中央育英高等学校で今までにない新しい自分に成長しましょう。夢を抱いて、本校の教育をうけて大きく成長しましょう。教職員一同皆様と学校生活をともにし、皆様の良いところをみつけ、希望する夢が叶うよう全力で取り組み支えていきます。
 保護者の皆様、本日はご入学誠におめでとうございます。進学を機に親元を離れ高校生活を行っていくことを不安に思う生徒、新しい環境を不安に思う生徒、保護者の方も同じ思いをお持ちではないかと思います。新しい環境で生活をしていくことはとても貴重だと思います。色々なことを感じ考えながら成長していくことを期待してください。また、保護者の皆様も、今まで以上に生徒の将来の夢をともに考え、実現できるようよろしくお願いします。
 終わりになりましたが、新型コロナウィルスの感染拡大の勢いも弱まらず、また、多くの命が失われ「平和な社会」が守られない辛い報が毎日飛び込んできています。「平和な社会へ向かっていくこと」、幾多の問題にであっても、決して負けない力や態度を、鳥取中央育英高等学校の場で育んでいきます。

              令和四年四月七日
              鳥取県立鳥取中央育英高等学校
              校長 檜 佳憲