高校生のための金曜特別講座

投稿日:  投稿者: 田中 暁宏

 今回は「タンパク質をデザインして産業や医療に応用する」新井 宗仁先生(東京大学大学院総合文化研究科・准教授)の講義を受講しました。「難しかったけど,一番伝わったのは,タンパク質は生活の中でとても役に立っているということです」「21世紀は生命科学の時代で,タンパク質を自由自在に扱えるときがくるんだと理解した」「タンパク質をうまくデザインできれば,ウイルスを標的にしたタンパク質医療品や石油に変わるエネルギーができる可能性があると分った」など,難しい講義ではありましたが,参加者はそれぞれ興味関心をもち聴くことができました。また,高校生へ伝えたいこととして「夢を持つこと」「あきらめない,自信を持つ」などのメッセージも強く印象に残ったようです。

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 次回は「スマホがあれば新聞はいらない」 辻 篤子 先生(元朝日新聞・論説委員,東京大学教養学部・客員教授,名古屋大学国際機構・特任教授)です。飛び入り参加も大丈夫です。

【講義概要】

 ニュースでも何でも、いろいろな情報がスマホで簡単に手に入る時代です。紙の新聞なんて古くさい、と思いますか? でも、スマホのニュースも、実は新聞記事がもとになっているものがたくさんあります。今、大切なことは、新聞記事でもスマホのニュースでも、あふれる情報の中から、正しいものを見分けることです。新聞記事は、個々の記者がまず目の前の情報の正しさを見極めることから始まり、さらに書かれた記事を何人もがチェックしてようやくできあがります。新聞記者としての経験をもとに、どうすればうまく情報を見分けて利用することができるのか、これから情報の大海にこぎ出していく皆さんと一緒に考えてみたいと思います。