校長 横山尚登
新年を迎えるにあたり、「史上最高の年が始まる」と未来への確信をもってご挨拶申し上げます。
昨年は学校行事が充実した年でした。７月の育英祭は実行委員長を先頭に全校生徒が力を合わせて取組みました。白けた生徒のいない全員参加の感動的な学園祭となりました。また、１０月の大運動会は、５年ぶりに休日（体育の日）開催としました。おかげで、たくさんの保護者の方、地域の皆さんにご観覧いただき、大応援の中で生徒は全力で競技する姿を披露することができました。
そして、６月から「地域探究の時間」に取組みました。それに先立つ５月１１日、平井鳥取県知事をお迎えし「地域探究の時間」記念講演会を開催することができたのは正に僥倖でした。「知事のお話を聞いて鳥取県に誇りが持てるようになった」という生徒の感想が数多く寄せられ、探究学習への生徒のモチベーションが一気に高まりました。１１月には「地域探究の時間」の成果を確かめ合う場として「校内発表会」を行い、１２月５日には「地域創造ハイスクールサミット」を開催しました。
「地域創造ハイスクールサミット」には、“高校生が考える地域創造”をテーマに島根県立隠岐島前高校、兵庫県立村岡高校、鳥取県内からは智頭農林高校、岩美高校、日野高校、倉吉東高校、鳥取中央育英高校の合わせて７校が参加し、各校の取組みを基に意見発表し、討論会を行いました。このサミットにも平井知事がサプライズで応援に駆けつけてくださいました。
この取組みは今後全国の高校や地域に広がり、更に発展していくと確信しています。なぜなら、地域リーダーを育成し地方創生を真に実りあるものとするのは教育の力による他ないと考えるからです。本校はその推進拠点としての役割を果たしていきたいと思います。
そのように、昨年元旦に初めて「史上最高の年が始まる」と宣言した中のいくつかは実現できました。今年は、更に学力を向上し、より高い進路目標を実現します。そして、より一層部活動を充実し、強い育英の復活を目指します。
本年も、何卒ご指導ご鞭撻賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。