松井幹雄さん講演会

投稿日:  投稿者: 北尾 和美

  北栄町図書館の郷土史入門講座が1日、同図書館で開かれ、同窓生(昭和33年卒)で元拓殖大学教授、松井幹雄さん(77)=北栄町妻波出身=が「豊田太蔵―その生涯から学ぶもの」と題して講演されました。
 豊田太蔵は鳥取中央育英高の創立者です。明治維新の後、他県に後れを取ったのは変革のリーダー不足によるものだとして、山陰唯一の私立中学校を設立し、人材養成に立ち上がりました。
 松井さんは「豊田太蔵は当時日本の最先端の目標に挑戦した。その生き方は今を生きる私たちに誇りと勇気を与え、それによって新しい地域の伝統が創造されていく」と話されました。
 横山尚登校長は「今後の鳥取育英高はどうあるべきか」と質問。松井さんは「官制の型にはまらない個性尊重の人間教育の推進と、〝克己〟は一生を貫き通す大事な理念だと生徒に教え続けること」と貴重なアドバイスがありました。  (文責 同窓会長 佐伯 健二)

 

講演する松井幹雄さん